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2007年01月17日
CO2について熱く語ってみる 〜中編〜
2つ前のエントリーの続きで、「CO2について熱く語ってみる」の中編です。
前回はCO2の添加方法について書きましたが、今回は水槽内でのCO2の濃度について書いてみようと思います。
水槽内のCO2濃度は当然CO2を添加することにより上昇します。
このCO2の濃度、実はpHとKH(炭酸塩硬度)から概算を測定することが可能です。
pHとKHとCO2濃度は密接な関係にあり、以下のような関係になっています。
CO2を添加するとpHが下がりやすくなる、というのはこの式からもわかるかと思います。(pHは10のマイナス階乗なのでpH値が小さくなるとCO2濃度は上がるという方向に変化しやすくなります。)
このpH, KH, CO2濃度の算出式に実際にpHとKHの値を代入することによりCO2の濃度を出すことができる下のようなものを「こちら」のページの真ん中辺りに作っておいてありますので興味がある方はぜひ試してみてください。
適当な値を入れてみるだけでも面白いと思いますよ。
さて、ここまで話が来たところで、じゃあ実際の自分の水槽内のCO2濃度などがどういう風に変化しているかが気になりますよね。
よくpHはCO2を添加することで1日の中でも時間によって変わると言うけど、実際はどれぐらい変化しているものなのか。
これは自分がやるしかあるまい、ということで、実際に測定してみちゃいました。
変化が大きい時は30分おきに、あまり変化しない時は2時間程度の間隔で、1日の間、pH, GH(総硬度)、KH(炭酸塩硬度)の3種について測定し続けました。
CO2濃度は計算により算出しました。
わかっていただけると思いますが、測定はけっこう大変でした(苦笑)。
条件を簡単に書くと・・・
・CO2添加は点灯開始と同時の21:30から開始し、3:00までの5時間半おこない、ADAグラスカウンターにて1秒5滴添加。
・3:30からCO2添加開始までの間は消灯しエアレーションをおこなっている。
・75cm水槽で、水草の量はリシアなどかなり多数(アバウトな表現ですがw)。
・生体数は小型魚メインで約60匹。
・CO2添加量の目安として水草より気泡が多数発生する条件としてこの条件とした。
他の細かい条件は省略しますが、だいたいこんなところです。
もちろん、最初に断っておきますが、これはあくまでも私の水槽での結果であって、皆さん各個人の水槽によって条件と結果は相当異なることをご理解ください。
では結果ですが、以下のようになりました。
pHは目視での色の観察であることから0.2程度の多少誤差はあると思います。
あと、KHもaquamind laboratory試薬を使っても0.5刻みでの解像度ですので、実際はもう少し値が上下するかもしれません。
(やろうと思えば0.1刻みでの測定もできますが面倒なので・・・苦笑)
とりあえず結果・考察をすると・・・
1.pHはCO2を添加開始した直後から大きく下がり始める。
添加前はpH 7.0であったが、CO2添加開始後にpH 6.4まで降下した。
2.しかし、CO2添加開始から2時間後にpH 6.4にて落ち着き、その後はCO2の添加を停止するまで変わらなかった。
3.GHは5.0 dH、KHは4.5 dHにて、1日を通して(少なくとも解像度0.5 dHの条件下では)変化することはなかった。
4.CO2添加停止およびエアレーション開始後も急激にpHが戻るわけではなく、CO2添加開始からのpH下降に比べ、CO2添加停止後のpH上昇は非常に緩やかであった。
5.上記の変化により概念上の計算式からはCO2の濃度は最低濃度16.7mg/l、最高濃度66.6mg/lという結果になった。
6.CO2の濃度はこの条件下では添加開始後2時間でこの条件下における飽和状態に達していると考えられる(気体としての溶解度の飽和状態とは異なる。熱帯魚飼育条件下温度でのCO2の飽和溶解度は1400mg/l程度である。厳密には飽和状態というよりは平衡状態と言った方がいいかもしれない)。
CO2の添加量を減らしても飽和状態に達するまで多少時間が伸びるだけで充分光合成はおこなわれると思うが、最大の光合成をおこなわせるためにはCO2濃度に関しては飽和状態であることが理想であり、あえて添加量を減らす必要性はないであろう。
あえてさらに改良するとしたら、添加開始後だけ添加量を増大させ、飽和状態に達した後は飽和状態が維持される最低量の添加を続けることが最良の理想ではあるが、それを自動で制御することは現状不可能であり現実的ではない。
7.おそらく照明をもっと強くする(メタハラの高さを下げるなど)をすればもっと光合成が活発になり、CO2上昇もゆるやかになるのではないかと思うが、水草からの気泡が多数見られることからあえてこれ以上照明を強くする必要性はさほどないと思われる。
コケ発生の危険性を増加させる可能性があることからもそれは言える。
8.エアレーションはこの水槽サイズにしては小さめのポンプでおこなっているので、もっと大きなポンプでおこなえばより早くCO2が脱気されると予想されるが、特に生体が酸欠状態にあるとは思えないので(CO2添加終了後にそれ以上CO2濃度の上昇は見られないため)、このままの条件下で充分であると考えられる。
9.水草の光合成をより活発におこなわせるために、点灯前の30分程度からCO2添加を開始してもいいかもしれないと考えた。
10.今後の課題としては、O2(酸素濃度)についてもどのように変化しているのかをいつか測定してみたい。
というところでしょうか。
今回は測定が目視でしたが、もっと細かく測定したら、おそらくCO2の減少カーブはもう少しなめらかになるのだと思います。
どうでしょうか?
CO2濃度について、科学的に測定して考えてみるのもけっこう面白いと思いませんか?
もしかしてもうお腹一杯できついでしょうか?(苦笑)
必ずしも細かいことまで知っておく必要はないと思いますが、こういう現象がおこっているんだなぁ、という程度でも心にとめておいていただければ書いた甲斐があり嬉しく思います。
さて、次回の続編である「後編」では、さらに深く、水草におけるCO2の役割について書いてみたいと思います。
投稿者 38brain : 2007年01月17日 07:00
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昨日モスに付いて書いててんけど、それを読んで頂いた
「aquamind 2」の「38brain」さんよりコメント頂きまして、
なんとあの高価な「モスsp」... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年01月18日 17:25
コメント
僕の水槽には全くCo2を添加していないので
Co2の算出計算とかグラフとか本当に
難しいそうですね^^
投稿者 KAZ : 2007年01月17日 11:31
グッジョブです!!
さすがはマッドサイエンティスト!!
濃い内容にもかかわらず私にもわかるわかりやすい文章のおかげでよーく理解できました。
しかし毎時計るなんて、自分には無理だなぁw
こういうの見てるとNAコントロールタイマーももう少し細かく設定できるといいですよねー
設定時間に対して各電源ポートにプラスマイナスの時間設定とか、自然界と同じように照明を少しづつ暗くしていく調光機能とか。
走すれば一つのタイマーでCO2の添加のタイミングずらしたり簡単ですもの。
この記事読みながらそんなこと考えちゃいましたw
投稿者 odk_odk : 2007年01月17日 12:04
うわーい
おなかイパーイwでもおかわり
次回もすごく楽しみにしています!!!
odkさんの言うとおりNAタイマーの設定はおかしい!
ADA自体が点灯1時間前からCO2スタートして消灯1時間前にストップしてるのに
ADAがだしているタイマーでそれができないって言うのは…
電磁便を買えということか?
それにしても38さんのCO2濃度すごいっす
66.6ってブルジョワwうちは多くても40未満っす
AJには20あればマー良しとなっていました
実際のとこどうなんですかね〜
よし!僕もなんか実験してみようかな
濾過バクテリアが呼吸で出すCO2の量とかw
っていうか38さん24時間態勢でやったんですねw
投稿者 blacklayout : 2007年01月17日 12:40
グラフの溶存CO2濃度は計算値ですよね。
以外と低値で平行に達するんですねぇ。
我が家は発酵式添加なので
添加のON/OFFができないんですが
CO2濃度が上がりすぎるという心配はないみたいですね。
エアレーション開始後一旦pHが平衡状態になっているのは
何なんでしょうね。
そう、もっと気になるのが溶存酸素濃度ですね。
一度会社の溶存酸素計借りてきてテストしてみようかな。
あ、38brainさんのネタを取っちゃわないようにしないとw
投稿者 pirosuke : 2007年01月17日 12:46
関係ないですが…
MacBookポッチっとしてもうた〜!
投稿者 blacklayout : 2007年01月17日 12:57
初めましてこんばんわ Jokerです
CO2前半から見てきましたが本っ当に参考になりますありがとうございます!
CO2は飽和状態になってそれ以上濃度が上がらないなんてまったくしりませんでした・・・
僕は発酵式で添加していてon/offが出来ないので
わざわざ水槽から取り外したり、取り付けたりでon/off操作してたんですけど
馬鹿らしくなりました
あれ?CO2は飽和状態になったらそれ以上濃度が上がらないけど
消灯したまま添加したら水草が光合成しなくなって呼吸して、生体も呼吸して・・・
これからも取り付け・取り外しが日課ですorz
(勝手にリンク貰って帰っちゃいますが駄目な場合はご連絡ください)
投稿者 JokerAQUA : 2007年01月17日 18:42
あ、書くの忘れましたが
38brainさんの試薬をいつも使わせてもらってます
本当色の変化とか見やすかったり
使い方を分り易かったり
(安かったり・・・)凄く助かってます!
色の変化についてちょっとわからないことがあったのですが
aquamind laboratoryのサイト見たらより詳しく書いてあったので簡単に解決しました
それよりなによりやっぱりあの試験管を使うあの瞬間がいいです!
僕は元々理科とか科学とか好きなほうなので凄くグッと来ます!(謎
とにかくこんな素晴らしい試薬品を提供してくださって凄く嬉しいです
ありがとうございます^^
投稿者 JokerAQUA : 2007年01月17日 19:25
これは学会クラスの発表ですね。
どうか、aquamind laboratoryを末永く、
更なる発展をお祈りしております。
辞めるなんて、言わんといてくださいね!
投稿者 エビネットたかた : 2007年01月17日 20:30
24時間測定ですか?(汗)お疲れ様です。。。
でも こういうネタ好きだなぁ。良い勉強になりますよ。
早速テキストで保存しておきます(笑)
・・・エアレーションはタイマーで自動開始なんですか?
その辺はこれからウチも考えないと(手動はキツイので)
Co2添加終了と同時にエアレーション開始っていう2系統切り替え式の電磁弁欲しいなぁ(そんなのあるのか?)
投稿者 でむちん : 2007年01月17日 22:34
うわ?、ホントだ・・・
24時間営業・・・マ●ドサイエンティストの鏡だ!
CO2が飽和状態になるってのは意外でした。
かなりビックリしたかも。
brainさんがおっしゃるとおり、酸素濃度も激しく興味アリです。
CO2飽和状態のときの酸素濃度は?消灯後にエアレーションした場合としない場合の濃度の違いは??
ってな具合です。
だったらお前がやれという感じではありますが・・・(><)
CO2添加時とそうでないときのpH値の上下動も気になるんですよね?。
これってお魚的にどうなんでしょうね?
自然界ってどうなんだろ?
ってなわけで、ホントにステキな研究をありがとうございます!
次回も激しく期待なわけでアリマス(^^)
投稿者 おまつ : 2007年01月17日 22:47
24時間測定お疲れ様でした。
さすがです。実験、観察、検証の鑑のような・・・。
38brainさんの水槽のKHは4.5なんですね。
なにか調整されてるんですか?
うちは1とか2しかないので、pHがもっと乱高下するかも
知れません。魚にダメージありそう・・・。
あ、それとチャームさんでサンミの赤虫を取り扱ってもらえるようで
有難うございます。
投稿者 imp28 : 2007年01月17日 23:02
こんばんは。
を、を、を…さすが38brainさん…とてもためになる内容でした^^
こういう実際的なレポートを提供してくださる方がいるというのは、すごいことですよ。ズボラな僕としては、ほんと、実験が終了した後の美味しいところだけすすらせていただいてます(^^;
後編も楽しみです♪
投稿者 sugiyama : 2007年01月17日 23:39
まず初めに・・・お疲れ様でしたww
1時間おきに計測したあなた様の根性に感服いたしましたw
>添加前はpH 7.0であったが、CO2添加開始後にpH 6.4まで降下した。
へぇ?ここまで一気に下がるもんなんですね。
もっと緩やかに下がる+変化幅が小さいと思ってました。
6:30?11:00までの間のCO2濃度とpHが、平衡っぽくなってますよね?
これって何故なんでしょ。
光合成→呼吸に切り替わるところなんですかね?
ま、最小二乗法を適用すれば綺麗な曲線になりますから、かなりいいデータだと思いますよ?♪
自分の場合、こういったデータはしょっちゅうジグザグになりますw
多分テトラとかの試薬を使ったらこんないいデータが取れなかったと思いますよ?
ここはこの点も踏まえて、自社製品のアピールもするべきですよww
こんなに正確なのよ!!ってw
投稿者 yoshi : 2007年01月18日 00:01
こんばんは!ヽ(´ー`)ノ
さすがはマゾサイエンティスト!(アレ?ちと違うかw
24時間測定とは・・・お疲れさまでした。
数式が出てきた辺りで「うんむ、おなかいっぱいにゃん」と思ってしまったのを
見透かしたように『もしかしてもうお腹一杯できついでしょうか?(苦笑)』と
問われて「後編は別腹です」と強がってみますw。
CO2停止後から午前中のCO2濃度40ちょいでの平衡ってナニが起きてるんでしょね?
すっごいタメになるレポでした!
投稿者 murapy1 : 2007年01月18日 00:03
いやはや、前編ですでに∩(・∀・)∩お手あげ状態だったんですが
とてもわかりやすく書いてくれていたので
瀕死の状態で生き残りましたw
後編はミラクルが起こる事に賭けてみたいと思います。
あとこの記事を読んで思い出したのが、高校時代に気体の溶解度のところで、気体は温度が低ければ低いほど溶けやすいみたいなことを習ったような気が・・・・ということは水温が上がる夏場では溶解度も低下するため添加量を下げる必要があるんでしょうか?でも今度は水草の活性が増して
光合成量が増えて、やはり平衡にいたるのか・・・嗚呼もう駄目ですw
でも後編を読めばそこに答えが!!あるような気がしますw
そこのところをよろしくお願いします
(最後は超適当に38さんにまる投げですw)
投稿者 uta : 2007年01月18日 02:05
なんと細かい分析 お疲れ様です
マネできません。自分のもっとも苦手な分野です・・・・
チャンと理解してやったほうがいいのかなぁ・・・
投稿者 hirai_masayukii : 2007年01月18日 06:45
大変参考になる詳細レポありがとうございました!
即効txt.コピペです^^ さすがlaboratory!
ズボラな私は、"水"について全く気を使っていないので、
これからはその辺もベンキョーしなければ。。。
更に深くアクア沼にハマりそう^^;
先ずはaquamindlaboratoryへGO→です(笑)…いやマジで。
投稿者 モリン : 2007年01月18日 09:13
おっと?自分の記事内で間違い発見w
「夏場は溶解度が下がるため添加量を上げる必要があるのか」
でしたすみません^^:
ということは水草が活性化する夏場は、さらにCO2要求量も増えるため
水槽内のCO2は欠乏状態になるんですかね?
まあこの疑問がどうであろうとも、僕はいつものように
ふらっとCO2カウンターを見て
「うん・・・まあええ感じや・・・こんなもんやろ・・うん!」
で終わるのは目に見えていますがw
投稿者 uta : 2007年01月18日 13:32
・・・げぷっ
失礼しました^^;
24時間体制お疲れ様です☆
トゥエンティフォー見ながらなら。。。(違
ソイル使ってなかったら、もっとグラフが上下するのでしょうかね^^?
後編はどんな内容なのか楽しみにしてます^^
投稿者 P-yuki : 2007年01月18日 21:33
貴重な記事をありがとうございました。
以前AJに載っていた記事は間違いではなかったことが証明されましたね。笑
水草を入れなければ1400mg/l程度まで溶解するんでしょうか?溶解しているとすれば66.6mg/lとの差が水草の消費量ってこと?
後編も楽しみにしています。お疲れ様でした。
投稿者 masa30cube : 2007年01月18日 23:35
お・・・お疲れ様です(^^;
24時間体制で測定って・・・やっぱりサイエンティストですねw
しかしpHってこんなに変化あるんですね。
実は初めて知りました(^^;
後編も楽しみにしています。
投稿者 謎謎 : 2007年01月18日 23:58
こんばんわ^^
本当に素晴らしい内容に感動しました!
結果を導き出すための努力、それに対する分析。
下がった頭が上がりません!
うちの場合はどうなるのか、知りたくなってきました♪
今回は水草との関係のお話なのに、ちょっと脱線して申し訳ありませんが・・
C02の添加によるpH値の変動を考えると、お魚を新規に迎える場合の水合わせにも影響があったりするのかな?
そんな風にも思いました・・
考え過ぎかも知れないですが、水合わせをしようとする日はCO2の添加を控えた方が、より安全なのかも知れないですね^^
投稿者 Tsuchion : 2007年01月19日 20:57
お疲れ様です!
24時間体制での実験・・・ホント頭下がります。
多分ここまでキチンとした実験されている方は38さん以外にいるんでしょうか?
凄くためになるデータですよ!
アクアリストの鏡です。
今後先生と呼ばせていただきます^^
後編も楽しみにさせていただきます!!
投稿者 NA-HAMMER : 2007年01月20日 18:11
>KAZさん
いやいや、自動計算してくれますし、慣れると大したことでもないですよ。
CO2を添加することがあったらまた参照してもらえればうれしいです。
>odk_odkさん
私も1回きりだからなんとか耐えたって感じですよw。
確かにタイマーにはさらに機能を色々追加して欲しいですよね。
だいたい、CO2と、エアレーションと、照明はまず間違いなくあるわけだから、せめて3系統独立標準装備にして欲しいなぁ。
>blacklayoutさん
ん?濃度高い?
でも計算上で20じゃちょっと少ないような気がするなぁ。
うちではそれぐらいじゃたぶん気泡があんまり出ませんね。
ふふ、24時間態勢ですw。
MacBookオメ!あとはワイヤレス接続ができる喫茶店を本牧で探すor作るだけですな(笑)。
>pirosukeさん
そうなんですよ、もうちょっと平衡状態にはならないものかと当初は思ってましたが、少なくとも計算上はけっこう簡単に限界が来るみたいです。
エアレーション開始後にさほど下がらないのはうちのエアレーションがちょっと弱めなのも影響していると思います。
もしかしたら炭酸と炭酸イオンの平衡が変化しているせいかなぁとも思いますが・・・。
溶存酸素濃度、私も気になってますのでそのうち・・・?
>JokerAQUAさん
色々お褒めいただきありがとうございます。照れますw。
やっぱり消灯後はoffにした方が無難でしょうね〜。
酸欠になる可能性は捨てきれないので(個人的には大丈夫なんじゃないの?って思いますが)。
理科とか科学が好きっていう思い、なくさないでいて欲しいです。
本質的には楽しいものであるはずなんですけどね。学校での試験のための勉強、っていう形になってしまうことが理科嫌いの一番の要因なんでしょうね。
その辺は難しい問題です。
>エビネットたかたさん
あはは、学会には無理ですよ〜。
だって実験数(n数)が1回だけですからね。
最低3回は同じ実験をしないといけないでしょうが、もう24時間態勢では二度とやりたくないです(笑)。
>でむちんさん
え?エアレーション手動なんですか?そりゃ面倒ですよね。
メタハラと違って、耐電力をほとんど気にする必要がないので、ヘボイタイマーでもいいんじゃないですか?
うちもエアレーションは激安タイマーですよw。
データはあくまでも今回の1回だけのテストですし、何より目視での測定なんであんまり信用しすぎないでくださいねw。
>おまつさん
24時間態勢1回ぐらいだったらなんとか平気ですけどね。
本職の方だと、6時間おきに72時間まで、とかあったりしますから。6時間おきってのが一番地獄です(苦笑)。
pHの上下はそんなに急に起こるわけではないですし(30分でpH0.2程度ですし)、ある程度は自然界でも変化していると思いますよ。
そんなにpH変化に弱いと、例えば酸性雨がちょっと降ってきたぐらいで水量が少ない池とかだと大ダメージになってしまいますしね。
やっぱ気になるので残存酸素濃度はそう遠くないうちに調べそうな気がしますw。
>imp28さん
うちのKHは自然にこんな値なんですよ。
何もしなくても非常に高い値の方もいるようですし、要因は必ずしも断定できないですね。
元々多少は水道水のKHが高めなようです(たしか3ぐらいはあったはず)。
あと、硬度上昇に関係するもの(青龍石とか大磯とか)があると、それに伴ってKHも上がりやすくなりますね。
うちの今の水槽にはどちらも入ってないんですがw。
ただ、上記のようなものがあると4.5どころではなくなる場合もありますね。
あ、アカムシの件、自分が欲しかっただけですw。
>sugiyamaさん
いえいえ、そんなことないですよ。
私はやっぱり自分で確かめてみないと納得がいかない人間だってのと、あと実験自体も楽しんでやってるので、いくらでも美味しいところを持ってっちゃってください(笑)。
ブログ記事のネタにもなりますしねww。
>yoshiさん
やっぱり75cmとは言え、これぐらいの水量程度では変化もそれなりに起きますね〜。
6:30~11:00が平衡状態にあるように一見見えるのは目視による誤差範囲だと思いますw。
さすがに目視だとpH0.1の差を見分けるのは難しいです。(同時に0.1の差のある液体を測っているのではないからなおのこと)
実際は緩やかに変化し続けているんじゃないかな。偽造して緩やかなものを発表するよりはいいでしょw。
最小二乗法はこのグラフカーブだとなかなか綺麗にはいかないかもね。(現にこの記事を書く時にエクセルで試したんですが、エクセル程度の計算式では綺麗にはなりませんでした。)
>murapy1さん
SかMかと聞かれたら100% Mです(笑)。
この3話の話は今回のことが書きたかっただけですので、後編は軽く聞き流してくださいw。
>utaさん
瀕死ってことは、次回後編ではサイヤ人級に強くなって復活することと期待しますw。
気体の溶解度はおっしゃるように、温度が低いほど大きく、温度が高いほど小さくなります。
ただ、実際の熱帯魚の飼育環境では温度差が極めて低いのでほとんど気にするレベルではないと思われます。
ただし、夏場にファンやクーラーで対策を取らずに、水温が30度を超えていくようだと、多少酸素濃度が薄くなっている可能性はありますね。
あと、下の書き込みの方ですが、CO2の溶解可能な量ってのは桁が違うほど溶けること自体は可能なので、普通に添加していれば水草に行き渡る量は温度が多少上がってもほとんど変わらないと思われます。
>hirai_masayukiiさん
ありがとうございます。でも大したことないですよ、あるのは気合いだけですw。
あと、理解しておく必要もないとは思います。こんなこともあるんだぁ、ぐらいで心の片隅にでも記憶しておいていただけると幸いです。
水草や生体への愛さえあれば多少の理屈なんて必要ないでしょうw。
>モリンさん
アクアは奥が深いですよね。
生体でも水草でも水でも、まだまだ遙かに知らないことの方が多いです。
それがまた楽しいんですよね〜。
>P-yukiさん
あらやっぱりもう満腹でしょうかw。
ジャック並に寝ずに頑張って見ちゃいました(笑)。
ソイルでも他でも1日の変化はそんなに変わらないんじゃないかなぁ。
でも普段の水質はだいぶ変わるでしょうね〜。
>masa30cubeさん
以前のAJの記事ってどれのことかなぁ。実はけっこう買ったことに満足して全部読んでなかったりします(苦笑)。
この水槽のような空間は閉鎖されておらず空気と直接接しており、いくらでもCO2が逃れられるため、1400mg/lになることは間違いなくないと考えられます。
限界まで溶かした場合は1400mg/lまで溶かすことが可能、ということになります。
ですから、水草の消費量はさほど多くなく微々たるものと思いますよ。
>謎謎さん
そうなんですよ、実はpHで時間によって違うんですよ。
なので、違う日に、別の時間に測定して、値が変わっていたとしても、単にCO2を添加開始してからの経過時間が違っただけ、という場合が多いと思います。
毎回極力同じ時間に測定すべきだということがこの結果からもわかりましたね〜。
それが確認できただけでもよかったと思ってます。
>Tsuchionさん
いやいや、そんなに言われると恐縮してしまいます。
そんな大したもんじゃないですよ。1回しかやってないですし。
ほんとはデータとしての最低限の信頼性を得るために、上にも少し書きましたが、最低3回はやらないといけないんですけどね。もう無理w。
水合わせ時のpHは、慎重にさえやればその時のCO2の添加は別に気にしなくていいと思いますよ。
今回のようにせいぜい同じ水槽内のpHの変化は0.6とか、1程度でしょうけど、ショップでの水との差は2とか3とかある場合がありますからね。
>NA-HAMMERさん
「先生」なんて絶対呼ばないでくださいね(笑)。
水景を見たらHAMMERさんの方が遙かに先生ですから。
ね、呼ばれたくないでしょ?w
私の場合は楽しんでやってる趣味ですし、ネタとしてもいいかな、みたいな不純な動機ですw。
投稿者 38brain : 2007年01月22日 02:46