2007年04月20日

液体肥料について、特に鉄分について一考。

アクアリストな方々の中でもけっこう使っている方が多いこのメネデール。
私もちょっと前から興味本位で使ってみました。
ご存じない方もいるかもしれませんので補足すると、この栄養剤の主成分というか、ほぼそれしか入っていないと思いますが、成分は鉄イオン水です。

で、感想としては、うん、確かにいいです。
水草の勢いが明らかに増してきます。思い込みではなさそう。

ちなみに、うちでは現在、自作カリウム溶液とこのメネデールを液体肥料としてあげてます。
他は特に何もないです。
下手にあげすぎるとコケってしまいますからね。
特に、リン系と窒素系の肥料はアクアの場合においては、あげると過剰すぎてコケる場合が多いようですのでお気をつけて。

で、まぁ、ここのブログの特性上、使ってます、というだけで終わりでは面白くないのでw、特に鉄分について、もう少し詳しく書いてみることにします。

驚くかもしれませんし、おそらく今まで見た中で一番量が多いんじゃないかと思いますが、私は週1回、このメネデールをなんと60mlずつ水槽内に加えてます(笑)。
でかいキャップでなみなみ3杯です。
これでもう2ヶ月ほど経ちますが、メネデールが原因でのコケの発生はないようです。
だいぶ昔に、某有名ブランドアクアメーカーの同様の鉄がメインで配合された液体肥料をあげたことがあったのですが、その時はすぐに猛烈にコケて添加をやめたことがありました。
鉄以外の成分のせいなのか、その時の水槽内の環境が大きな要因だったのか、今となってはよくわかりませんが、今回の結果を見るに、鉄だけではさほどコケへの影響はないようです。


(写真と本分は関係ありませんw)

で、なんで60mlもあげているかと言いますと、実は水槽内の鉄分濃度は0.5mg/l〜1.0mg/lぐらいが理想という話を見つけたからです。
そんなわけで、はい、メネデールの鉄分濃度測定しちゃいました(笑)。
するとですね、あくまでも私の適当な測定結果で信憑性は確実ではないですが、どうやら原液が50mg/lぐらいなんですよ。
ちなみに、普段の水道水とか元々の水槽内の鉄分濃度は遙かに検出限界よりも薄くほぼ0でした。
で、この原液が50mg/lとすると、0.5mg/lにするには、水槽内で100倍希釈になるようにすることになります。
が!!
うちの75cm水槽、水量は約120リットルぐらいあります。
つまり、水槽内の初期鉄分量が0だとすると、鉄分濃度を0.5mg/lにするには、メネデールがその1/100量、つまり1.2リットルも必要ってことになります。

絶対ムリムリ!!!(笑)

一発でメネデールがなくなります(苦笑)。
まぁ、そんなこともあって、とりあえず60mlぐらいずつしばらくあげてみるか、ってことにしたんです。それぐらいの濃度なら全然問題ないだろうと思って。
結局全部消費されずに、毎週添加してたら蓄積されていく可能性もあるとも思いましたし。
それでも1.2リットルに比べたら60mlなんてその1/20ですけどね。

で、約2ヶ月後の現在。
鉄分濃度を久々に測ったら0.2mg/l弱ぐらいになってました。
思ったりも消費されずに残っているのかも。
あくまでもうちの水槽の条件の場合に限ったことですが、60mlはけっこうちょうどいいのかもなぁとアバウトな感想を抱いています。


(手ぶれ気味ですが、偶然で一風変わった雰囲気の写真かも)

鉄分ですが、まず水草には2価の状態(Fe2+ね)でしかほとんど取り込まれないらしいです。(酸化鉄(3価の状態)でも一部は取り込まれるようですが。)
普通の空気がある状態では徐々に鉄は酸化されていって3価(Fe3+)の状態になります。
酸化だけに3価・・・(ププッ、最近4月とは思えないほど寒いですねw。)
・・・で、水道水の中とか、その辺の錆びた鉄クギとかは水中に入れてもすでに酸化されちゃってるし溶け出す量もごく微量でしょうからほとんど意味ないでしょう。
3価の状態から2価に戻る(還元される)ことはほとんど水槽内ではあり得ないんじゃないかなと思います。あ、ちなみに、10円玉は銅ですw。
そんなわけで、鉄分をあげる時は2価のものをあげる必要があります。
メネデールも特殊な製造法で2価の状態で維持されているらしいです。
(化学系の方向けに少しマニアックな話を書くと、メネデールの場合は、どうやら単純にキレート剤で2価にしているわけではないみたいです。その辺は企業秘密みたい。)

コリドラス・ステルバイのデカルト君も言ってますが、血液が赤いのは鉄分を含むからなんですよ。
血が鉄の味がするのもそのせいです。
鉄は酸素を運ぶ時に役立ってくれてて、血が赤い生き物にとっては、なくてはならない超重要な元素です。
で、水草の場合ですが、赤い水草には鉄分が効くとよく言いますが、それは真実なのでしょうけども、あの赤い色が鉄からなっているわけではないようです。
この辺は実は専門外でよくわからないのですが、実際には直接鉄が取り込まれて赤い色に役立っているわけではなく、光合成関連の触媒作用(補助する役目)を担っているらしいです。
光合成の途中の反応経路で鉄分を含む酵素もありますが、それを直接作っているというわけでもないみたい。
この辺はどこまで解明が進んでいるのか、よくわかりませんが、ちょっと探してみたところ、あまり詳細はわかってないような雰囲気でした。とりあえず効き目があるということで人類の歴史から学んだおばあちゃんの知恵袋的なものとして使われているもののうちの一つかもしれませんね。
実際、普段効果があるから使っているけどその詳細は全然わかっていないものって多かったりするんですよね。
ま、そんなわけで若干尻すぼみ的な部分もありますが、鉄分の話でした。

そのうち時間ができたら、実際に自作の鉄分栄養剤を作ってみて、本当に鉄が赤い草の色出しに効果があるのかどうかを検証してみたいなぁと考えてます。
いつやるかは全くの未定ですw。

投稿者 38brain : 05:13 | コメント (35) | トラックバック

2007年01月17日

CO2について熱く語ってみる 〜中編〜

2つ前のエントリーの続きで、「CO2について熱く語ってみる」の中編です。

前回はCO2の添加方法について書きましたが、今回は水槽内でのCO2の濃度について書いてみようと思います。

水槽内のCO2濃度は当然CO2を添加することにより上昇します。
このCO2の濃度、実はpHとKH(炭酸塩硬度)から概算を測定することが可能です。
pHとKHとCO2濃度は密接な関係にあり、以下のような関係になっています。

CO2を添加するとpHが下がりやすくなる、というのはこの式からもわかるかと思います。(pHは10のマイナス階乗なのでpH値が小さくなるとCO2濃度は上がるという方向に変化しやすくなります。)

このpH, KH, CO2濃度の算出式に実際にpHとKHの値を代入することによりCO2の濃度を出すことができる下のようなものを「こちら」のページの真ん中辺りに作っておいてありますので興味がある方はぜひ試してみてください。
適当な値を入れてみるだけでも面白いと思いますよ。

さて、ここまで話が来たところで、じゃあ実際の自分の水槽内のCO2濃度などがどういう風に変化しているかが気になりますよね。
よくpHはCO2を添加することで1日の中でも時間によって変わると言うけど、実際はどれぐらい変化しているものなのか。
これは自分がやるしかあるまい、ということで、実際に測定してみちゃいました。
変化が大きい時は30分おきに、あまり変化しない時は2時間程度の間隔で、1日の間、pH, GH(総硬度)、KH(炭酸塩硬度)の3種について測定し続けました。
CO2濃度は計算により算出しました。
わかっていただけると思いますが、測定はけっこう大変でした(苦笑)。

条件を簡単に書くと・・・
・CO2添加は点灯開始と同時の21:30から開始し、3:00までの5時間半おこない、ADAグラスカウンターにて1秒5滴添加。
・3:30からCO2添加開始までの間は消灯しエアレーションをおこなっている。
・75cm水槽で、水草の量はリシアなどかなり多数(アバウトな表現ですがw)。
・生体数は小型魚メインで約60匹。
・CO2添加量の目安として水草より気泡が多数発生する条件としてこの条件とした。
他の細かい条件は省略しますが、だいたいこんなところです。

もちろん、最初に断っておきますが、これはあくまでも私の水槽での結果であって、皆さん各個人の水槽によって条件と結果は相当異なることをご理解ください。

では結果ですが、以下のようになりました。

pHは目視での色の観察であることから0.2程度の多少誤差はあると思います。
あと、KHもaquamind laboratory試薬を使っても0.5刻みでの解像度ですので、実際はもう少し値が上下するかもしれません。
(やろうと思えば0.1刻みでの測定もできますが面倒なので・・・苦笑)

とりあえず結果・考察をすると・・・

1.pHはCO2を添加開始した直後から大きく下がり始める。
添加前はpH 7.0であったが、CO2添加開始後にpH 6.4まで降下した。

2.しかし、CO2添加開始から2時間後にpH 6.4にて落ち着き、その後はCO2の添加を停止するまで変わらなかった。

3.GHは5.0 dH、KHは4.5 dHにて、1日を通して(少なくとも解像度0.5 dHの条件下では)変化することはなかった。

4.CO2添加停止およびエアレーション開始後も急激にpHが戻るわけではなく、CO2添加開始からのpH下降に比べ、CO2添加停止後のpH上昇は非常に緩やかであった。

5.上記の変化により概念上の計算式からはCO2の濃度は最低濃度16.7mg/l、最高濃度66.6mg/lという結果になった。

6.CO2の濃度はこの条件下では添加開始後2時間でこの条件下における飽和状態に達していると考えられる(気体としての溶解度の飽和状態とは異なる。熱帯魚飼育条件下温度でのCO2の飽和溶解度は1400mg/l程度である。厳密には飽和状態というよりは平衡状態と言った方がいいかもしれない)。
CO2の添加量を減らしても飽和状態に達するまで多少時間が伸びるだけで充分光合成はおこなわれると思うが、最大の光合成をおこなわせるためにはCO2濃度に関しては飽和状態であることが理想であり、あえて添加量を減らす必要性はないであろう。
あえてさらに改良するとしたら、添加開始後だけ添加量を増大させ、飽和状態に達した後は飽和状態が維持される最低量の添加を続けることが最良の理想ではあるが、それを自動で制御することは現状不可能であり現実的ではない。

7.おそらく照明をもっと強くする(メタハラの高さを下げるなど)をすればもっと光合成が活発になり、CO2上昇もゆるやかになるのではないかと思うが、水草からの気泡が多数見られることからあえてこれ以上照明を強くする必要性はさほどないと思われる。
コケ発生の危険性を増加させる可能性があることからもそれは言える。

8.エアレーションはこの水槽サイズにしては小さめのポンプでおこなっているので、もっと大きなポンプでおこなえばより早くCO2が脱気されると予想されるが、特に生体が酸欠状態にあるとは思えないので(CO2添加終了後にそれ以上CO2濃度の上昇は見られないため)、このままの条件下で充分であると考えられる。

9.水草の光合成をより活発におこなわせるために、点灯前の30分程度からCO2添加を開始してもいいかもしれないと考えた。

10.今後の課題としては、O2(酸素濃度)についてもどのように変化しているのかをいつか測定してみたい。

というところでしょうか。
今回は測定が目視でしたが、もっと細かく測定したら、おそらくCO2の減少カーブはもう少しなめらかになるのだと思います。

どうでしょうか?
CO2濃度について、科学的に測定して考えてみるのもけっこう面白いと思いませんか?
もしかしてもうお腹一杯できついでしょうか?(苦笑)
必ずしも細かいことまで知っておく必要はないと思いますが、こういう現象がおこっているんだなぁ、という程度でも心にとめておいていただければ書いた甲斐があり嬉しく思います。

さて、次回の続編である「後編」では、さらに深く、水草におけるCO2の役割について書いてみたいと思います。

投稿者 38brain : 07:00 | コメント (24) | トラックバック

2007年01月12日

CO2について熱く語ってみる 〜前編〜

今日から前編、中編、後編の3回に渡り、CO2(二酸化炭素)について熱めに語ってみたいと思います。
と言っても温暖化について語るわけではありません(笑)。当然水草とCO2に関してです。
でも、ADAの場合、CO2ボンベのCO2を工業用から出るCO2を再利用しているという話は一部では知られている話です。
そういう企業の環境に対する姿勢ってすごく大切ですよね。

今回のCO2に関する話は、そんなこと知ってるよ〜という話も多いかとは思いますが、なるべくマニアな方にも満足してもらえるように、後半に行くほどマニアックな話にする予定です。
CO2マニアの方以外は後半については適当に読み流していただければ幸いですw。


さて、水草にとってはCO2が多くあるとよく育つようになることは、育成している方ならほとんどの方がご存じなことかと思います。
水草の種類によってはCO2がないと全然育ってくれないものさえあります。
なんでCO2が必要なのかについては「後編」でもう少しお話しすることになると思います。

まず前編の今日は、CO2の添加の仕方について書こうかと思います。

CO2の添加方法といったら、小型ボンベから添加するのが最も一般的ですね。
通常の小型ボンベの場合、だいたい60gまたは65gが一般的で、もっと小型だと35g、ADAの製品だと74gのようですね。
他にも発酵式でCO2を添加する方法もあるようですが、ここでは割愛させていただきます。
設置場所がある方は、ミドボンとよばれる大きなCO2ボンベ(2.5kg, 5kg, 10kgなど)で添加するとコストパフォーマンスがいいのでおすすめです。
それと、ミドボンの場合は量が多いので、空になって取り替えるということが年に1回あるかないかという感じですから、管理の楽さもあります。
かくいう私も、とにかく楽をしたいものですからw、5kgのミドボンを使っています。

添加する機械等についてですが、言うまでもないことでしょうけども、一番楽なのは全部がセットになっているものを購入することですね。
ADAのCO2アドバンスドシステムや、マーフィードのCO2フルセットが有名なところです。
これを買うと、ボンベからのCO2の放出と停止を制御するレギュレーターや、添加用のバレングラス、チューブ類などが全て付いてくるのでよいですよね。
他に必要なものといったらタイマーと、タイマーに接続して放出を管理する電磁弁ぐらいでしょうか。
機器に関しての説明はメーカーのサイトなどをご参照ください。

で、私の場合もバレングラスでCO2を添加しています(上の写真参照)。
私の場合は、元々はADAのセットのものを使っていましたが、ミドボンに変更したので、ADAのレギュレーターはそのままでは使えず、ミドボンとADAの変換アダプターをWaterPlantsWorlds(WPW)さんから購入して取り付けました。
ちなみに、ミドボンも上記のWPWさんから購入(レンタル)してます。

CO2の添加に関してですが、バレングラスで添加するのが一番知られていますが、他にも溶解率を上げるため、強制拡散器というものを使う場合もあります。
実際バレングラスだと状況にもよるでしょうが100%になることはほぼないようですが、強制拡散器ですと、ほぼ100%の溶解率になるようです。
私もちょっと前まで、上記にも登場したWPWさんから「CO2マスター」(下の写真)という強制拡散器を購入させてもらって使ってました。


(昔の携帯で撮った写真なのであまり美しくなくてすいません、苦笑)

これは外部フィルターのホースの途中に、CO2ボンベを接続し、強制的に溶解させるものです。
まぁ詳しくはWPWさんのこちらをご参照ください。
他にも他社からも色々出ているみたいですね〜。

で、私ですが、バレングラスを再び使うようになったのは、単純に水槽が大きくなったのでバレングラスがあってもそんなに気にならなくなったことと、やっぱりバレングラスからシャワシャワとCO2が出ている状態は見ていて美しいので再設置したというわけです。
溶解率とか、効率とか、掃除の面倒さ(バレングラスは最低3週に1回ぐらいは掃除しないといけません)、を考えると強制拡散器の方が楽ではあるんですけどね。

前置きが長くなってきましたが、CO2を添加する時、単純にバレングラスで添加すると、けっこうそのまま水面に上がっていくだけのもったいないCO2の気泡がたくさんあります。
これをなんとかもう少し溶解させられないかなぁということで、こんな工夫をしました。


そんなこと当然じゃん、って言わないでくださいね(苦笑)。
リリーパイプ(外部フィルターからの排水部)から出る水の流れを、CO2が出るバレングラス部分にちょうどうまく当たるように調節しました。
これによってCO2が水流に乗って水槽全体に広がってくれます。
下の写真を見てもらうと一目瞭然です。

かなりの部分のCO2が横方向に流れていってくれていることがわかると思います。
当然すぐ上に行ってしまうよりは、横方向に水流に乗って行く方がCO2の溶解率は上がっていることでしょう。
それと、これも大事なのですが、バレングラスはとにかく綺麗な状態であるほど気泡が細かく出て、溶解率も上がるので、綺麗な状態を維持し続けることをおすすめします。
うちは上にも書きましたが3週間に1回はSUPERGEというADAのハイターのようなものに浸けて洗浄・漂白しています。

ちなみに、現在うちのCO2は、75cm水槽に、1秒5滴ぐらい添加してます。
これが多いか少ないかについてですが、個人的にはまだ少ないぐらいじゃないかと思っています。
っていうのは、リシアってCO2を大量に消費するらしく、うちには今リシアがかなりあるんですよ。
水草の種類や量、生体の数、バクテリアの量、などによってうまく添加量を調節する必要があるでしょうね。

そんなわけで、前編はCO2の添加方法についてお話ししました。

中編は、じゃあ実際CO2の添加量と溶解量の関係はどうなっているのか、これについて、実際に熱く実験してみましたのでそれをレポートしたいと思います。

投稿者 38brain : 08:54 | コメント (26) | トラックバック

2006年12月17日

青龍石の酸処理〜Mac水槽ver.2へ

え〜と、みなさんお久しぶりです。
なんとか忙しい地獄のピークを無事乗り越えました。
今日からはまた通常通りのブログとなると思いますw。

さて、だいぶ間が開いてしまいましたが、前回の続きの青龍石を酸処理したお話と、MacCube水槽をリセットしたお話を書こうかと思います。

ちょっとだけ前に書きましたが、レガさんが青龍石を酸処理したら綺麗になったという記事を書いていたのを見て、自分もやってみることにしました。
レガさんは酢を使ってましたが、私は濃塩酸でやってみました。
ご存じ、WaterPlantsWorldさんのPremiumReportsの方にも詳しく書いてありましたので、WaterPlantsWorldさんのユーザーIDをお持ちの方は見てみると面白いと思いますよ。

そんなわけで上の写真のように、バケツに青龍石を入れ、水を入れ、塩酸をジョボジョボと入れてみました。
モウモウと立ち上がる白煙と異臭・・・。
そして、ブクブクと立ち上る泡・・・。
すごい絵でした(笑)。

前にも書きましたが、塩酸は劇物という物に指定されていますので、普通ではなかなか手に入れられませんが、薬局でハンコを持っていくと買える場合もあると思います。
濃塩酸の濃度は純度が高いもので36%ぐらいです。
そのままの原液を使うのは極めて危険ですので、水で薄めて使いましょう。
水に溶かす場合は、必ず最初に水を入れて、ここに少しずつ濃塩酸を足していきます。
逆に濃塩酸に水を入れると激しく化学反応を起こし危険ですので、特に注意が必要です。
おまけ情報として、塩酸は10%より下になると劇物指定ではなくなり、普通物となります。
10%以下の物を売ってくれる場合もありますので、その場合は劇物ではないので少し買いやすくなるかもしれません。
でも10%のものでも値段はほぼ一緒か、逆に高かったりしますけどねw。
さらに、化学なプチ情報を書くと、毒劇法というものでは、危険な物から順番に、特定毒物、毒物、劇物、普通物、という4段階に分かれています。
劇物というと相当危険なイメージがあるかもしれませんが、毒物という指定を受けているものの方が危険なんですよ。
特定毒物はマジで即死的な危険な物です(苦笑)。まぁそれに比べたら塩酸もかわいいものでしょうか?!w

そういうわけで、上の写真のようにブシュブシュと音を立てる青龍石。
本気で全部溶けてなくなってしまうんじゃないかと思いました(笑)。
だいたい3リットルぐらいの水に300mlぐらい塩酸を入れましたので、最終塩酸濃度は3.5%ぐらいですかね。

そして、約30分後・・・。
あり得ない色ですw。
ほぼこの段階で泡は出なくなってました。
そして、青龍石の姿はまったく見えなくなりましたw。
ピンセットでツンツクツンしたらちゃんと石は残っていたようで一安心。

その後激しく水洗いしました。
カルキ抜き用の塩素中和剤を入れた水の中にもしばらく付けておきました。

塩酸が入った真っ黒な廃液の方は、大量の水と共に流しに捨てます。
あんまり濃いものを流すと流しとか排水パイプがやられるので、酸処理をやる方は、大量の水と共に捨ててくださいね。

で、石の変化ですが、このあと写真を撮る前にMac水槽に入れてしまったので、照明が茶色っぽいのですが、下のように・・・

ものすごく白いラインがハッキリ出てました。
汚れがなくなってスッキリして、まるで購入時、いや、購入時よりも輝いてます。
白いラインが目立ちすぎるぐらいです。
う〜ん、酸処理、すごい効果!

さて、ここからはMacCubeのリセットの話です。
久々のまともな記事なので引っ張らずにドンドン書きます(笑)。


(これはリセット前の写真です)

まず、なんでMacCubeをリセットすることにしたかと言いいますと、この水槽の下にシート状のヒーターを貼り付けてあるんですが、それを抑えていたアクリル板がちょっと剥がれかけていたんです。
なので、冬にちゃんと温められないと危険かも、と思ったんです。
MacCube水槽の底面をいじるには逆さまにしなければならず、すなわちリセットは避けられなかったわけです。
ついでにエビ水槽で使っていた青龍石が余っていたのでこれ使っちゃおうということになりました。

リセットの途中経過の写真はないです(苦笑)。
たぶん写真を撮っている余裕がなかったのでしょうw。

そんなわけで、バージョン2のMacCube水槽は下のようになりました。

青龍石、入れすぎ?(苦笑)
まぁたまにはこんなのもいいでしょうw。

横から見るとわかりやすいですが、上の写真のように、前の方はブライトサンド、後ろの方はアマゾニアソイルを敷いています。

住人は、今回ももちろん主役はアベニーパファのぱふぃちゃんですw。

他には、ピグミーコリドラス2匹、
オトシンクルス1匹、
石巻貝1匹、
という構成です。

上で書き忘れましたが、水草は少量のヘアグラスのみです。
とにかくMacCube水槽ではトリミングが極めて難しいのでまず有茎草はナシ。
で、あんまり手間のかからないもので、背が高くなくて、余っているものと言ったら、これになりましたw。
実は私、あんまりヘアグラス得意じゃないんですよねぇ。
どうも最初にまずコケっちゃうイメージがあります。
今後どうなっていくか、水草はあっさり変わってしまう可能性もありますw。

そんなわけでMacCube水槽ver.2もよろしくお願いいたします。


以前の記事を含めたレスの方は今日の夜ぐらいにまとめて書かせていただきますねっ。

投稿者 38brain : 08:28 | コメント (19) | トラックバック

2006年05月08日

45cm水槽立ち上げ・その8(まとめ編)

CRS用の45cm石組み水槽の立ち上げはGW中に選別エビたちを移したことにより完了しました。

先日購入したムネチカ様を含めて全部で12匹ぐらいかな。
超選別水槽としました。
早速昨日、1匹タイガーCRSが抱卵した模様なので楽しみであります。

さて、本日は今回の水槽立ち上げの水質についてまとめを書きたいと思います。
2日前に測った段階で上のようになっていました。

相変わらずpHやや低めの6.2(希望通り)、
GH(硬度)はかなり高めの8.5(いいのかどうか不明)、
亜硝酸は0(これももう測る必要ないですね)、
硝酸はけっこう出てて80mg/l(0になることはないでしょう、ずっとこんなもんなのかな)、
アンモニアはもう出ているわけがないので測定してません。

今回はソイルを「ADAアマゾニア」と「K-6ソイル」というものの2種を使っているのですが、今までアマゾニアのみではpH6.5、GH 5ぐらいでしたので、この変化はK-6ソイルによるものと思われます。
GHが高いのが少々気になりますが、最近ではエビを飼うにはGHが高い方がいい、などという話も一部で聞きますので、これでもいいのかもしれません。

まとめということで、これまでの試薬測定結果の推移をグラフにまとめてみました。
(検出限界を超えていた場合は測定限界値で示してあります。)

エクセルで書こうと思ったんですけど、相変わらず使い勝手が悪いのでイラストレーターで書きました。
このGWはイラストレーターを何十時間さわっていたかわからないぐらい使いまくってました(この記事のためじゃないですよw)。

え〜と、グラフを見ていただくとわかるように、水のできあがりへの推移が手に取るようにわかりますね。
今回は2日目の段階で「最強バクテリアB-4」というのを投入したんですが、その翌日から亜硝酸と硝酸が出始めているのが分かると思います。
きっとこのB-4バクテリアを加えないともっと立ち上がりには時間がかかったでしょうね。
バクテリア、アナドリガタシです。

だいたい今回の場合は12日目辺りで生体を投入しても全く問題ないレベルになっていたようです。
(実際は7日目辺りから徐々に投入してたんですけどね、笑)

実際は過去の経験を元に、あるいは勘で、立ち上げ時に生体を投入している場合が多いと思いますが、このように科学的な裏付けがあると、無駄にパイロットフィッシュとして生け贄となる魚の犠牲を出さなくて済む場合もあるのではないでしょうか。

皆さんの水槽の立ち上げ時に何かお役に立ちましたら幸いです。

では5月病にならないように、明日(今日)からまた頑張りましょう!!

投稿者 38brain : 04:25 | コメント (16) | トラックバック

2006年05月02日

45cm水槽立ち上げ・その7

先週からやっていたゲームボーイのMOTHER3というゲームを昨日クリアしました。
いやぁほんとおもしろかったぁ。久々にゲームしまくったわ。
(明日辺り詳しくもう1個のブログ(ここ)で書こうかと思います。)
てなことで、ようやく昨日、皆さんのブログをじっくりと拝見させてもらいました。
少々ご無沙汰してしまい失礼しました。

さて、通常バージョンでは最後と思われる45cm水槽立ち上げの記録、第6回です。
次回最終回第7回では今までのまとめをしたいと思っています。

いつものように、まずは水質チェックです。

うんうん、アンモニアはもうないですね。
亜硝酸もほぼ0、硝酸だけまだガンガンに出ていますが硝酸の毒性は低いのでもういいでしょう。

ということで、ここの段階で水替えをしつつ、まずは選別外のエビちゃんを8匹ほど投入してみました。
(選別外から投入するところが、現実的で薄情なところです(笑))

そして本日、17日目・・・

アンモニア、亜硝酸とも0。
硝酸もだいぶ減ってきましたね。水が完成したようです。

ちなみに、他の値はというと・・・

やはり前一度測った時のようにpHがやたら低いです。
pH6.0あるいはもうちょい低いかもぐらいな感じです。
(あ、ちなみにこれテトラ社の試薬ではないです。なのでちょっと濃いめです。)
生体にはきっと最適な値だと思われます。
今まで他の水槽だとpH7.0ぐらいだったので、これはありがたいですね。

でも少し気になったので他の水槽も測定してみると、pH 6.5ぐらいでした。

おや〜?と思って今度は水道水を測定してみるとpH7.0でした。

実はうちの水道、数ヶ月前に測定した時はpH7.5だったんです。
噂には聞いてましたが、季節によって水道のpHってほんとに変わってるみたいですね〜。

まぁそれにしても、今回立ち上げている水槽内のpHが他に比べて低いことには変わりありませんけどね。

で、GHはこれまた最高値の8。
他の水槽はGH4でした。
K-6ソイルと青龍石が効いているみたいです。
まぁ低すぎるよりはいいのかなぁとも思いますが、低くても調子がいい方は調子がいいようですし、GHに関してはハッキリとどの値がいいのかの結論は出てませんね。

そゆことで、水槽の今はこんな感じになってます。
 ↓

石巻貝が壁面じゃなくてやたらとソイルの中に潜り込んでいて、キューバパールが抜けたりして困ってます(苦笑)。
でもだいぶ前にキューバパールを初めて植えた時よりはだいぶみんな浮かずに辛抱してくれているようです。
きっとエビがまだほとんど入っていないおかげでしょう。
キューバが抜かれるのが怖いので、しばらくヤマトヌマエビは入れない予定です。

早く草原になってくれるといいなぁ〜。

投稿者 38brain : 03:51 | コメント (15) | トラックバック